2026 · 08 · 19
手相
手のひらの線は、あなたが歩いてきた道
— 手相は、予言ではなく記録です —
あかるいところで、そっと両手を開いてみてください。
思っていたよりたくさんの線があって、
右と左でぜんぜんちがっていて、
なんだか自分の手じゃないみたいに見えてきませんか。
手相というと、
「生命線が短いと寿命が短い」「この線がないと結婚できない」——
そんな、すこし怖いイメージを持っている方が多いように思います。
だから、見てほしいけれど、悪いことを言われたらどうしよう。
そう思って、こわごわ手を出される方もいらっしゃいます。
でも、手のひらの線は、あなたの未来を決めている線ではありません。
あなたがこれまで、どんなふうに感じて、どんなふうに考えて、
どんな毎日を過ごしてきたか。
その積みかさなりが、すこしずつかたちになったもの。
手相は、予言ではなく記録なのです。
線は、ちゃんと変わっていきます
記録だからこそ、線は変わります。
- 考えかたが変わったとき
- 環境が変わったとき
- 自分を大切にしはじめたとき
数か月で、すっと新しい線が伸びてくることも、
薄かった線がくっきりしてくることもあります。
「決まっているもの」ではなく、
これから書き足していけるものだと思うと、
手のひらを見るのが、すこし楽しみになりませんか。
線の多さは、感じてきた証
こまかい線がたくさん入っている手のひらの方に、よくお会いします。
ご本人は「迷ってばかりだから」とおっしゃるのですが、
わたしはいつも、ちがう見かたをしています。
それだけたくさんのことを感じ取って、
たくさん考えて、ここまで歩いてきたということ。
線の多さは、あなたの感受性の豊かさそのものです。
だから手相を見るときは、
「当たっているかどうか」ではなく、
「わたしは、こう歩いてきたんだな」と受け取ってみてください。
手のひらと、仲良くなる
- あかるいところで、両手を開いてただ眺めてみる
- 写真に撮っておいて、数か月後に見くらべてみる
- 手が冷たいなと思ったら、こすり合わせてそっと包んであげる
手のひらは、こころの状態がいちばん出やすい場所です。
今日ひとつだけ、自分の手のひらに
「ここまでよく歩いてきたね」と言ってあげてくださいね。
対面のセッションでは、この夏から手相ミニ鑑定も添えています。
カードは「いま起きていること」を映してくれますが、
手相は「あなたがどう歩いてきたか」を教えてくれます。
ふたつの角度から見ると、これからの流れが、より立体的に見えてきます。
— Tubasa
2026 · 08 · 18
季節のはなし
残暑のなかで、そっと秋の支度を
— 夏に使ったぶんを、やさしく戻していく —
まだ日差しは強いのに、夕方の風にだけ、ふとちがう匂いがまじる季節。
暦のうえでは、もう秋がはじまっています。
からだはまだ夏のままなのに、季節のほうが先に動いていく——
八月の後半は、そのずれがいちばん出やすい時期です。
「なんだか疲れが抜けない」「やる気が湧いてこない」
そんなふうに感じていても、あなたが怠けているわけではありません。
夏のあいだ、わたしたちは思っている以上にエネルギーを外へ使っています。
暑さ、強い光、人と会う予定。そのすべてに、静かに消耗しているのです。
夏に使ったぶんを、戻していく
この時期に大切なのは、新しく何かを足すことではなく、使ったぶんを戻すこと。
- 冷たい飲みものを、一日ひと口ぶんだけ常温に変えてみる
- シャワーで済ませていた日を、週に二日だけ湯船に
- 眠る一時間前から、部屋の灯りをすこし落とす
- 予定のない半日を、あえて手帳に空けておく
どれもちいさなことですが、
「戻す」を意識しはじめた日から、からだはちゃんと応えてくれます。
秋は、内側へ向かう季節
春が「動き出す」季節だとしたら、秋は「実らせて、しまう」季節。
外へ向いていた気持ちが、すこしずつ自分の内側へ戻ってきます。
そのとき、春や夏のあいだ見ないふりをしてきた気持ちが、
ふっと顔を出すことがあるかもしれません。
でもそれは、秋がくれたちょうどいいタイミングです。
いま出てきたということは、いまなら受けとめられるということ。
急いで答えを出さなくて、だいじょうぶ。
残暑のあいだは、ただ「そう感じているんだな」と気づいてあげるだけで十分です。
— Tubasa
2026 · 07 · 24
ヒーリング
夏の眠りが浅いあなたへ
— 眠れない夜の、過ごしかた —
暑さのせいで、夜中に何度も目がさめる。
眠ったはずなのに、朝がしんどい。
夏のあいだ、そんなふうに感じている方はとても多いのです。
眠りが浅いとき、多くの方が「早く寝なきゃ」と焦ります。
でも、焦りは、いちばん眠りを遠ざけます。
眠ろうとする力みが、からだをそっと緊張させてしまうからです。
眠れない夜は、休むだけでいい
じつは、横になって目を閉じているだけでも、
からだはちゃんと回復しています。
「眠れていない」のではなく「休んでいる」と考えかたを変えるだけで、
ふっと力が抜けて、そのまま眠りに落ちることもあります。
- 時計を見ない(何時かを確かめるほど、焦りが増えます)
- 足首とお腹だけは冷やさないようにする
- 眠れないなら、いったん起きて数ページだけ本を読む
- 頭が動いてしまう夜は、浮かんだことを紙に書き出す
朝のひかりで、リズムは戻ります
夜が乱れた日ほど、朝のひかりを浴びることを大切にしてください。
起きてすぐ、カーテンを開けて数分。
それだけで、からだの時計はゆっくりと元の位置に戻っていきます。
眠れない夜が続いても、だいじょうぶ。
あなたのからだは、ちゃんと帳尻を合わせる力を持っています。
— Tubasa
2026 · 07 · 09
タロット
同じカードばかり出るとき
— 繰り返しには、理由があります —
毎日カードを引いていると、
「またこの子だ」と思う日がやってきます。
三日つづけて同じカード。週をまたいでまた同じ絵。
偶然にしては、できすぎているように感じますよね。
こういうとき、わたしはいつもこうお伝えしています。
まだ受け取りきれていないメッセージがあるのだと。
カードは、諦めずに待っています
カードは、こちらが気づくまで、
何度でも同じ絵を差し出してくれます。
急かすのでも、責めるのでもなく、ただ静かに。
だから同じカードが続いたら、
意味を調べ直すより先に、こう問いかけてみてください。
- この絵を見て、最初に浮かんだ気持ちは何だったか
- その気持ちから、目をそらしていなかったか
- 頭では分かっているのに、動けていないことはないか
受け取ったとき、絵は変わります
不思議なもので、
「あ、これのことか」と腑に落ちた翌日から、
ぱたりと別のカードが出るようになります。
繰り返しは、行きづまりではありません。
あなたがもうすぐ気づく、という合図です。
— Tubasa
2026 · 06 · 27
季節のはなし
夏至をすぎたら、すこしずつ内側へ
— 光がいちばん長い日のあとで —
夏至をすぎると、日はすこしずつ短くなっていきます。
これから夏本番だというのに、
光のほうは、もう折り返しているのです。
暦のうえでは、ここが外向きから内向きへの分かれ目。
春から夏至までは「広げる」時期、
夏至から冬至までは「熟させる」時期だといわれます。
広げたものを、育てていく
春に始めたこと、新しく出会った人、動きはじめた計画。
この時期は、それ以上手を広げなくていいのです。
いま持っているものを、じっくり育てるほうへ。
- 新しいことより、続けていることに手をかける
- 予定を足す前に、いまの予定を見直す
- 夕暮れの時間が短くなっていくのを、意識して眺めてみる
陰にかたむく、ということ
「陰」と聞くと暗いイメージがありますが、
東洋の考えかたでは、陰は静けさや実りのエネルギーです。
眠り、休み、内側で熟していく力のこと。
いちばん明るい日を過ぎたら、
すこしずつ、自分の内側に灯りをともしていきましょう。
— Tubasa
2026 · 06 · 11
季節のはなし
初夏のからだとこころ、そっと整える
— 梅雨どきを心地よく過ごすために —
6月の梅雨は、空気が重く、こころまでどんよりしやすい季節。
からだはむくみやすくなり、消化も弱くなる傾向があります。
こんな時期だからこそ、いつも以上に自分に優しく向き合うことが大切です。
この季節に起こりやすいのは、気エネルギーの停滞。
湿度の高さが、からだの中の流れを滞らせ、
それが心のモヤモヤへと繋がっていくのです。
梅雨どきの3つの過ごしかた
停滞を感じたら、まずは意識的に「動かす」ことが重要です。
- 朝日を浴びて、からだのリズムをリセット
- 温かいお風呂で、ゆっくりと汗をかく習慣
- 白い食べもの(大根、豆、お米)で湿気を払う
- 雨音を聴きながら、瞑想の時間を作る
初夏へ向けての心の準備
梅雨は、春から夏への移行の季節です。
今は「整えて、待つ」時期。
雨のなかで新しい季節が準備されているのだと思うと、
この時期の重さも少し違う意味に変わってくるかもしれません。
— Tubasa
2026 · 05 · 28
タロット
逆位置カードが出ても、怖くない理由
— ひっくり返ったカードの本当の意味 —
タロットを引いていると、時々カードが逆さまに出ることがあります。
多くの方は「あ、逆位置だ。悪いことかな...」と感じるかもしれません。
でも、逆位置は「悪い」ではなく、「違う角度からのメッセージ」なのです。
正位置のカードは「そのもののエネルギーの光」を示しています。
では逆位置は? それは「そのエネルギーの内側の声」を教えてくれるのです。
逆位置の読み解き方
例えば「太陽」が逆さまに出たら。
正位置の太陽は喜びや成功ですが、
逆位置は「その喜びの前にある、小さな悩み」や
「成功を願いながらも、心のどこかにある不安」を映し出します。
- カードの本質は変わらない
- ただし、その側面のより深い層が見える
- それは「課題」ではなく「気づき」
逆位置こそが、最大のギフト
逆位置は、あなたの無意識の部分が
「ここを見てほしい」と優しく教えてくれています。
だからこそ、逆位置が出たときこそ、
カードとの対話が最も深まる瞬間なのです。
— Tubasa
2026 · 05 · 15
ヒーリング
からだの声を聴く、という日々の実践
— 毎日が小さなセッション —
ヒーリングは、サロンでの時間だけではありません。
実は、日常のなかに「からだとこころが癒される瞬間」は、たくさん隠れています。
その瞬間に気づき、大切にすることが、本当の意味での「自分をいたわる」ことなのです。
からだが何かを教えてくれているサインに、気づいていますか?
疲れているのに無視していないですか?
心が「休みたい」と言っているのに、スケジュールを詰め込んでいないですか?
からだの声の聴きかた
- 朝、目覚めたときの体の感覚に注目する
- 食べたいもの、飲みたいものを大切にする
- 疲れたら、その理由を問わずに休む
- 肩の力が抜ける場所や人を意識する
- 夜、眠りに落ちる前の心地よさを味わう
毎日を「セルフケア」に変える
からだの小さな声に耳を傾けるうちに、
日常のすべてが「自分を大切にする時間」に変わっていきます。
それが、本来のヒーリングの力だと思うのです。
— Tubasa
2026 · 04 · 18
季節のはなし
春の気の流れ、やわらかく迎えいれる
— 気持ちがふわふわする季節のおくりもの —
桜がゆっくりとほどけていく季節。
春は、自然界が大きく「動き出す」時期です。
土のなかではあたらしい根が伸び、木々はそっと芽吹きはじめ、
川の水も、冬のあいだの凍てつきをゆるめていきます。
わたしたち人間のこころとからだも、おなじ。
冬のあいだに静かに溜めてきたものが、
春のあたたかさと一緒に「動き出したい」とざわつきはじめます。
だから、春は少し不安定になりやすい季節。
なんだかイライラする、理由もなく涙が出る、眠りが浅い——
そんなふうに感じている方は、決してあなただけではありません。
こんな時期だからこそ、やさしく
動き出したい自分を無理に引きとめなくてだいじょうぶ。
でも、急にスピードを上げようとしなくてもだいじょうぶ。
春のエネルギーは、自分のペースで受け取ることが大切です。
おすすめの過ごし方をいくつか。
- 朝、窓をあけて深呼吸を3回
- あたたかい白湯やハーブティーをゆっくり飲む
- ちいさな植物に水をあげる、触れてみる
- 眠りが浅い夜は、無理に寝ようとせず、本を数ページだけ
- 週末に20分だけ、ぼーっとする時間を作る
春は、「整える」より「受け入れる」季節。
自分のなかの変化を、やわらかく迎えいれてあげてくださいね。
— Tubasa
2026 · 04 · 04
タロット
タロットとのおつきあい、はじめの一歩
— 占いより、会話のための相棒 —
「タロットって、ちょっとこわい」「当てられるのが苦手」
そんな声を聞くことがあります。
たしかに、テレビなどで見かけるタロットは、
未来をずばり言い当てるイメージが強いかもしれません。
でも、わたしがおすすめしたいのは、もう少しやわらかい使いかた。
タロットを「会話の相棒」として迎えるおつきあいです。
カードは「問いかけ」をくれる存在
タロットを引くと、その瞬間のあなたに必要な絵柄が出てきます。
その絵を見ながら、「これは、いまの自分の何に重なるかな?」と自分に問いかけてみる。
答えを与えてくれるのではなく、問いかけをくれる——
そんな存在として向き合うと、タロットはぐっと身近になります。
こわい絵が出ても、だいじょうぶ
「塔」「死神」「悪魔」——タロットには、ぎょっとする絵もあります。
でも、カードそのものに善悪はありません。
「塔」は、古い自分の崩れと、新しい再生のはじまり。
「死神」は、ひとつの章の終わりと、次の章への移りゆき。
絵の表面ではなく、そのうらがわにある「流れ」や「変化」を受け取ると、
どのカードにもやさしい意味が隠れていることに気づきます。
毎日ひいてみる、という遊びかた
もしタロットを持っているなら、毎日1枚だけ引いてみる、という遊びかたはいかがでしょう。
- 朝、静かな時間に1枚引く
- そのカードを、ノートに描くか、写真に撮る
- 夜、「今日の1日とどう重なったかな」と思い返す
当てる・当てないではなく、
カードを「今日をふり返る鏡」として使うと、
自分のこころのかたちが、すこしずつ見えてきますよ。
— Tubasa
2026 · 03 · 22
ヒーリング
ヒーリング後の過ごしかた
— 受け取ったものを、こぼさないように —
ヒーリングを受けたあと、
「ふわふわする」「眠い」「なんとなく涙が出る」
そんな体感がある方もいらっしゃいます。
これは、からだとこころが、丁寧にいまを調整しているサイン。
心配はいりません。
とはいえ、せっかく整えたあとの時間を、
できるだけやさしく過ごしていただきたいので、
ヒーリング後のおすすめの過ごしかたをお伝えしますね。
まず、お水を一杯
エネルギーの流れが動いたあとは、からだも代謝が上がります。
常温のお水をゆっくり一杯。
カフェインやアルコールは、できれば数時間あけてから。
予定を詰めすぎない
ヒーリング直後に、大きな決断や、人にたくさん会う予定を入れるのはあまりおすすめしません。
受け取ったものが、からだとこころになじむ時間を、すこしだけとってあげて。
ぼーっとしていい時間
- 散歩をする(遠くへ行かなくてOK)
- お気に入りの音楽を聴く
- 早めに眠る
- あたたかいお風呂にゆっくり浸かる
- 日記やノートに、ふと浮かんだ言葉をメモする
「いつもなら効率的じゃない」時間の使いかたを、
あえて選んでみてください。
それが、ヒーリング後のいちばんのご褒美になります。
翌日〜数日間の変化
ヒーリング後は、夢が鮮やかになったり、忘れていた記憶がふっと浮かんだり、
ちいさな気づきが続いたりすることも。
それも変化のプロセスの一部です。
怖がらずに、「ふうん、そういうこともあるのか」と、やわらかく受け取ってください。
気になる体感が続くときは、いつでもご連絡くださいね。
1週間以内はメッセージで、そっとサポートしています。
— Tubasa
2026 · 03 · 08
手相
生命線は、寿命の線ではありません
— いちばん誤解されている線のこと —
手相のなかで、いちばん多く質問をいただくのが生命線です。
そして、いちばん誤解されているのも、この線です。
「生命線が短いから、長生きできない」——
そう思い込んで、ずっと不安を抱えてきた方にお会いすることがあります。
でも、それはちがいます。
生命線は、寿命を示す線ではありません。
生命線が伝えているもの
生命線が教えてくれるのは、
あなたの体力の質や、生きるエネルギーの流れかたです。
- 長さ … その人のスタミナの持続のしかた
- 濃さ … 気力の強さ、回復のはやさ
- ふくらみ … エネルギーの余裕、おおらかさ
短い生命線の方は、短く生きるのではなく、
一点に集中して力を使うタイプであることが多いのです。
休むときはしっかり休む。そのほうが、ずっと力を発揮できます。
線は、育てていけます
生活を整えると、生命線が濃くなったり、
枝分かれした支線が伸びてきたりします。
よく眠り、よく食べ、自分を大切にした時間は、
ちゃんと手のひらに刻まれていくのです。
だから、いまの線に一喜一憂しなくてだいじょうぶ。
線は、これから書き足していけるものですから。
— Tubasa
2026 · 02 · 21
季節のはなし
立春のあとに、なぜか疲れるわけ
— 春のはじまりは、ゆらぎの時期 —
暦のうえでは、二月のはじめにもう春がきています。
それなのに、この時期に体調をくずしたり、
気持ちが落ちこんだりする方が、とても多いのです。
寒さはまだ続いているのに、
自然界のほうは、もう動き出す準備をはじめています。
地面の下では根が動き、木々は芽のなかで色を育てている。
そのエネルギーの切り替わりに、からだが追いつかないのです。
ゆらぎは、不調ではありません
この時期の不安定さは、変わろうとしているサイン。
止まっていたものが動きはじめるとき、
どんなものでも、いちどガタガタと揺れます。
- 寒さ対策は、まだゆるめないでおく
- 決断が必要なことは、できれば春分すぎまで待つ
- 気持ちが乱れた日は、理由を探さずに早く眠る
まだ、準備の季節
立春は「春になった日」ではなく、「春がはじまる日」。
本格的にひらくのは、もうすこし先です。
いまはまだ、土のなかで根を伸ばしている時期。
目に見える成果がなくても、ちゃんと進んでいます。
— Tubasa
2026 · 02 · 06
タロット
「愚者」から始まる、というやさしさ
— 何も持たずに、歩き出していい —
タロットの大アルカナは、「愚者」から始まります。
番号は0番。ちいさな荷物をひとつだけ持って、
足もとも見ずに、崖のふちを歩いている青年の絵です。
はじめてこのカードを見たとき、
「危なっかしいな」と思う方が多いかもしれません。
でも、この絵にはとても大切なことが描かれています。
準備が整っていなくても、始めていい
愚者は、地図も持っていません。装備もありません。
それでも歩き出しています。
つまりこのカードは、「整ってから始める必要はない」と伝えているのです。
わたしたちはつい、こんなふうに考えます。
- もっと勉強してから
- もっと自信がついてから
- もっといいタイミングがきてから
でも、その「もっと」は、たいてい永遠にやってきません。
0番だから、どこへでも行ける
愚者の番号が0なのは、
まだ何にも決まっていないということ。
1にも、10にも、これからなれるということです。
何者でもない自分を、恥ずかしく思わなくていい。
タロットの物語は、そこから始まるようにできています。
— Tubasa
2026 · 01 · 24
ヒーリング
冬のからだは、ためこむ季節
— 動けない自分を、責めないで —
一月の後半は、一年でいちばん寒さがきびしい時期。
朝、布団から出られない。
何もしていないのに疲れている。
そんな日が続いていませんか。
冬は、自然界の生きものがみんな動きを止める季節です。
木は葉を落とし、動物は眠り、土は静かに休んでいます。
わたしたちだけが、冬も同じ速さで動こうとしている——
しんどくなるのは、当然のことなのです。
ためこむことは、悪いことではありません
冬は「出す」季節ではなく「ためる」季節。
体重がすこし増えるのも、眠くなるのも、
気持ちが内向きになるのも、からだが正しく働いている証拠です。
- 首・手首・足首の三つの首を、必ずあたためる
- 根菜や汁ものなど、火の通ったものを選ぶ
- 予定は、いつもの七割くらいに減らしておく
- 眠くなったら、昼でも十五分だけ目を閉じる
春に動くための、たくわえ
いま静かにしているのは、怠けているのではありません。
春に芽を出すための力を、内側にためている時期です。
ためた分だけ、春に動けます。
だから今は、安心して縮こまっていてくださいね。
— Tubasa
2026 · 01 · 08
季節のはなし
一年のはじまりは、ゆっくりでいい
— 「今年こそ」に、急かされないために —
年があけると、あちこちから
「今年の目標は?」という言葉が聞こえてきます。
まだ気持ちが追いついていないのに、
世の中だけが先に走り出しているように感じませんか。
でも、自然を見てみると、一月はまだいちばん深い眠りのなかです。
木も、土も、動物も、動き出してはいません。
暦のうえの新年と、いのちのリズムの新年は、
すこしずれているのです。
本当のスタートは、もうすこし先
東洋の考えかたでは、一年の切り替わりは立春——二月のはじめごろ。
さらに、本格的に動き出すのは春分をすぎてからです。
つまり一月は、助走の時期。
いま全力で走り出さなくても、まったく遅れていません。
- 目標を立てるより、去年の自分をねぎらう
- やりたいことを、思いつくままメモしておくだけ
- 寒い日は、あたたかくして早く眠る
「今年こそ」に、疲れてしまう前に
「今年こそ変わらなきゃ」という言葉は、
いまの自分を否定するところから始まってしまいます。
そうではなく、
「今年も、すこしずつ」くらいがちょうどいい。
ゆっくり始めたものほど、長く続いていきますから。
— Tubasa